残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ日射しが厳しい季節です。
今回はこんな時期特に気になる
紫外線がテーマです。
紫外線とは
地球に到達する太陽光線は、大きく分けて1.紫外線、2.赤外線、3.可視光線の3つがあり、波長が短くエネルギーの高い光が紫外線です。
可視光線は地上に『光』を、赤外線は『熱』を送っています。紫外線は皮膚でビタミンDを合成しますが、ビタミンDは冬の太陽光線を浴びるだけで十分合成され、又食事からも摂取できます。紫外線はそのエネルギーの高さゆえ、地球上の生命体に及ぼす有害な影響の方がクローズアップされ、アメリカやオーストラリアでは日光浴による紫外線は有害であると大々的に発表され、日本でも1998年から赤ちゃんの『日光浴』の項目が母子手帳から消え、皮膚を刺激し代謝機能を高める目的の『外気浴』に変わりました。
紫外線の種類
紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。
- UV-A
- ほとんどが地表に達し、浴びすぎると肌が日焼けをし、大量に浴びるとDNAが傷つき、皮膚の老化を早めます。太陽が最も高くなる5月に多くなりますが、最も少ない冬の時期でも2分の1にしかならず、年間を通して対策を取る必要があります。
- UV-B
- オゾン層の増減により地上に到達する量が変動し、浴びると赤くなる日焼けをし、大量に浴びると免疫力の低下・皮膚がん・白内障を引き起こす恐れがあります。オゾン量が最も減る8月ごろに最も多くなります。
- UV-C
- 最も有害な紫外線ですが、殆どがオゾン層によって吸収され地球上には届きません。殺菌光線と呼ばれ、免疫力の低下・皮膚がん・白内障を引き起こします。