ストレスという言葉は、本来工学・物理用語で、物体に力が加わった時に生じるひずみのことを意味する言葉でした。ストレスとは種々の外部刺激が負担として働く時、心身に生じる機能変化で心身のゆがみです。その原因となる刺激のことを、ストレッサーと言います。
適度なストレスは健康な緊張をもたらし、人の能力を上昇させますが、適度の意味合いは個人にはよって大きく変わりますので、自分の状況を理解し、どこまでが「適度なストレス」を把握することが大切です。ストレスは脳にある副腎皮質刺激ホルモン・副腎皮質ホルモンを分泌させ、糖質や脂質、たんぱく質といったエネルギー代謝を盛んにします。つまりストレスを感じているときはエネルギー代謝が盛んになり多くの栄養素が消費されます。自律神経はストレスから影響を一番受けやすく、バランスが崩れるとホルモン分泌や免疫システムの機能が健全に働きません。
タンパク質
ストレスと最も関係の深い2つの栄養素の一つ、ストレスにさらされると体内では副腎皮質ホルモンが分泌されますが、体内がこのホルモンを合成するときにはビタミンCだけでなく、たんぱく質も必要になります。
ビタミンA
皮膚の角質化を防ぎ、粘膜を保護する動きがあり、ストレス時は胃腸の粘膜障害がおきやすいので補給が必要です。
ビタミンB2
体内の酸化還元の動き助けます。
ビタミンC
ストレスと最も関係の深い2つの栄養素の一つ、白血球の中にも多く含まれ、免疫力を高める作用がある。
ビタミンB1
糖質の代謝を助ける酵素として働く。
ストレス解消のための精神安定剤的役割を果たすと大食症候群、夜食症候群等がその例で他に若い女性に多く見られる拒食症も心身症の一つです。夜食や欠食が多い人、お腹いっぱい食べる傾向の人、調理済み食品をよく食べる人の方が、イライラしたり、頭が重かったり、動機や息苦しさをかんじる等の自律神経失調症の症状が多く見られるそうです。