色々な説がありますが平安時代、京の都に疫病が流行り多くの人々が死に倒れる中、空也上人が祈祷しながら梅干しを入れたお茶を配り歩いて流行り病を治めたと言われ、これがきっかけで当時の村上天皇がそれ程体に良いなら毎年正月にこのお茶を飲もうと言われてのが大福茶の始まりだとか。大福茶とはお茶に梅干しと結び昆布を入れて飲む健康祈願のお茶です。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七草を入れて毎年一月七日に七草粥として食べる習慣があります。食べると災いを除け長寿富貴が得られると言われています。
「大根好きの医者いらず」という諺があるように大根は昔から日常生活の中で薬として様々に用いられています。
大根にはジアスターゼ・グリコシターゼ・オキシターゼといった消化酵素やビタミンCが大量に含まれているため、健胃・食中毒などに効果を発揮します、又、鉄とマグネシウムの含有量も多いので、粘膜の病変を癒す作用があり、かぜ(咳・鼻詰まり・喉の痛み等の症状)・口内炎等に効き目があることも知られています。大根は普通淡色野菜に分類されますが、これは根の部分で葉は緑黄色野菜です。大根の葉にはビタミンA、B、B2、C、カルシウム、リン、ナトリウム等の栄養がギッシリです。